Rep Journal May 2001

Issued May 2001

米国センサスビューロー( 米国勢調査 )が2000年に行った調査結果の一部が最近発表された。

 全米で10年に一回行われる国勢調査では、州、郡、市、町、村単位での人口に加えて、人種間における生活状況も同時に調査される。殆どの家庭には、ビューローから調査表が郵送されてきてそれを返送するというものだ。調査の結果では、100にも及ぶ全米の都市において、白人はminorityになりつつあることを報告している。都市における人種比率は44%が白人、56%がその他となった、其の他とは黒人、ヒスパニック、東洋人、それにNativeAmericanのことを指す。

 カリファルニアのアナハイムでは、白人の人口がこの10年で21%減った。逆にノースキャロライナーのシャーロットではヒスパニック人口が65%にもなった。人口・人種が増えるということはそれだけ社会構造が変化するという事でもある、例えば、社会保障・治安・そして教育とそれまで英語だけでよかったものが多言語に表示。説明しなければならないことになる。

 警察官も多民俗化しなければならないし、病院では、民族特有の疾患にあわせた医師を各病院に配置しなければならない。また学校では、全員が英語を母国語とする生徒とは限らない為、やはり多言語用に職員を配置しなけれはならないなど彼等を受け入れる自治体の負担は相当なものになる。

 しかしながら人種の多民族化は、悪いことだけのようにとらわれがちだが良い面もある、それは生活コストを低水準に留めておくことが可能な他に国力を維持する事が出来る等、今の日本には悪い事より良い事の方が多い。

例えば、この10年間インフレになっていない、景気が好調だったのを考えればすごいことだ。

 日本では景気が良くなってバカどもが"バブル"というインフレを創ってしまったのを考えれば改めて、米首脳部のリーダーシップが強いことと有権者が利口ということが解る、インフレ無き成長を支えた理由をいくつか在るが 1) 市場開放をしていること。 2) 人件費が上がらない事である。

 市場を常に解放していると言うことは、常に市場に競争原理が導入されているこになる。つまり常に、市場に全世界中から安価で質の良い品物が入ってくるということで、誰かが市場を独占しようとすればすぐに、中国やメキシコから安価な物が入ってくるので独占という状況が出来にくいのだ。日本では様々な分野で市場原理、競争原理が導入されていない分野が生活にかかわっている比率が非常に高く、いくらマクドナルドや吉野家が大胆なキャンペーンを展開しても一向に生活の質が上がらないのはこの為で、電気、水道、電話、生活用品等の生活費が占める比率が個人の年収に占めるのに対して非常に高いのだ。だから日本人が一向に生活の質が欧米に追いつかないのはこの為で、ライフラインを握る一部のばかどもが "ボッタクリJapan "キャンペーンを展開しているわけだ。逆に米国では、対生活比率が低く家電用品などが高い、家電は一度買ったら数年は買わない為多少高くても仕方がない、というのが米国民の一般的な考え方だ。

 そしてインフレ無き成長を支えた最大の理由は、人件費が極端に上がっていないこと。

 ここ10年間、米国のGNPパーキャピター( GNP-一人当たりに占める額) は$25,000~&30,000の間を常に推移している。米国の場合、労働力のチョイスが幾つもあり人件費が上がってくるとメキシコ、カナダ、グァムなどに組み立て工場などの作業の場を移してしまう、日本では移民を受け入れているわけではないので、日本国内ではGNPパーキャピタに対する労働コストが非常に高くいくら$35,000だといって見栄を張っても常に、全開労働を続けての事で欧米のように土、日、休日、バケーションなどをとりながら人間らしい生活をしながらの労働とは大違いで、まさに日本軍体制そのものである。日本では急速に進む少子化、低国力化に対応するには、米国、フランス、ドイツの様に多民族国家にならなければ国家そのものとしての発展の展望は絶望的です。2007年を境にして日本の人口は確実に減ってゆく、毎年50万人の外国人を移民として帰化させても10年で500万人しかならず、これでは減る方が多いのです、また10年後に必ずしも帰化した外国人全員が納税するとは限らない。ただ、少なからず10年で500万人の労働力が確保されている事が救い。

 仮に毎年100万人の移民を受け入れるとして、ざっと2740人を毎日受け入れるのだから、今から相当の準備をしないと間に合わない。しかしながらそれだけの移民を受け入れれば日本は、必然的に構造改革を迫られるし、今 "痛み を伴う構造改革" なんて事を言うなら即、外国移民を受け入れた方がこれらの問題解決に拍車がつくだろうし、第一将来に期待が持てる。政権が変わった今こそ、日本が進むべき道を決めなければならないだろう。

  

おわり

 

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