Rep Journal JUL 2001 #001

Issued July 2001

図書館でニューヨークタイムズに興味深い社説を見つけた。

 それは”少数民族の定義とは?” というものだ(Apr02, 3rd Column)以前にも人種問題しいては日本の労働力、国力、将来像についても 取り上げたが、今回はこの記事を振り返りつつ返りつつ、今後何十年後の日本の将来塑像にも触れてみたい。

他の先進国が低い出生率に見舞われ人口が減少しているのにもかかわらず、米国だけが一方的に人口が増加している。 90年代に全ての州で人口が増加し、また全ての有色人種の人口も増加した、10年毎の国勢調査では増加率は10年前との比較で13%上昇、100年前のほぼ4倍だという、米国の目覚しい成長は、順調な移民と出生率のおかげだ。

 しかしこの10年間で米国の人口統計上に大きな変化が出ている、それは予想を大きく上回るヒスパニック系人口の増加で90年比では 最大のMinorityである黒人に迫る勢いになった。彼等の特徴は他の人種に比べて非常に若く、大部分が都市部に住んでいるという事だ。ラテン系文化は今では、米国の大衆文化にもなりつつある、教育から音楽、映画、食生活に至るまで影響を与えはじめている。しかしながら彼等が米国に与える影響の一つに人種に関する定義”Minority”に対して だ。

 ヒスパニック系という識別用語は厳密に定義することが不可能に近く、民間では”ヒスパニック”を統計上目的の人種としているのに対して 政府では、人種と見ておらず ”民族グループ”としている、政府は人種の枠が重複しない様にこれまでも苦労を重ね、その苦肉の策として”非ヒスパニック系白人”という種類まで作ったほどだ。しかしヒスバニックといってもメキシコ、キューバ、プエルトリコ、それにコロンビア などの南米系と同人種、民族といっても一つに括ることは出来ない。彼等は文化を共有することが出来ても、政治的集合体を共有する事が出来ない。 また彼等の世代間でのギャップも大きくなってきている。カリフォルニアの暫定人口値では、非ヒスパニック系白人が50%を割ったと発表、ヒスパニック系人口がこれまでと同じようなスピードで成長をすると50年後、全米は現在のカリフォルニアのようになるという、しかしながらそれこそ米国の移民立国として成立している米国観念の神髄なのではないか、というものだ。諸問題はあるものの、国家としては極めて楽観的に見る事が出来る。

ところが日本ではまったく逆で、政治主導による経済の後退から少子化が加速的にすすんでいる。

 現在一人の子供を高校まで進学させ、最低限の生活を与えても一千万以上かかるという、このような経済負担を避ける為に0出産率に 近い状況になってしまうのです。これは明らかに人災だ。

 すでに団魂ジュニアの世代が出産期を迎えているにもかかわらず、現在の出生率が1.0を切っているという事は非常に将来に対し 更なる負担が増えることでもある。この事が日本の将来にどのような影響を与えるかは考えなくてもすぐ分かる。まず、社会保障という国民年金が確実に破綻状況になる、現在は支給されている人がする人より圧倒的に少ないので、彼等が年金を支払った額に対し3倍以上支給されている。しかし数年後を境にしてこの現象は逆さになり、今20才〜30才の人は年金支給時には彼等が国に年金を支払った額の5〜6以下になる、つまり年金を国に支払った額の50〜60%以下になってしまう。これは総人口800万人以上という驚異的な数の多さで、常に他の世代を圧倒してきた団魂世代の年金をJr達が支える為だ。

 まさにこれではよっぽど低迷している株に投資した方が利益が出る可能性が高い、しかし日本では株での収益は様々な二重課税に よって元本の30%の利益が出ても結果的には儲からないのだ。

 今、70歳以上の人が可処分所得が一番高く、20代の人が一番低い、まったく将来像がみえない状況になってきている。 だからなおさら国民は金を使わず将来に備えてしまう、20〜30代が備える!!  なんとつまらない社会だろうか!これも全て少子化が原因。

 米国では、毎年正式に50,000以上の経済移民を受け入れている、不法移民でも2世代目から米国市民になれる可能性が大なのを 考えると、倍倍ケームに近い数値Minorityが増えていく、それはニューヨークタイムズの社説そのものだ。これではよっぽどのバカが国政を任されない限り国税の収入に困ることは一切無いだろう。一方の日本では経済移民を認めていないので、中東、中国、東南アジア、南米からの労働者の一部がそのまま不法滞在者となって日本に生活しているのだ。不法滞在だからまともな仕事に就くことが出来ず多くは犯罪にはしってしまうのです、彼等だって犯罪を第一の目的として日本に来ておらず、ある種家族の為など夢を架けてきているのだ、日本という国は誰一人にも夢を与えられない国家。だいいち日本人だって金に困れば人を殺すし、騙すし、強盗、詐欺、空き巣などの犯罪はする、決して外国人が日本を悪くしている訳ではなく、常に中途半端な事ばかりしてきた自己欺瞞に満ちた団魂世代及びそれ以上のバカが日本を駄目にしているだけの事。

 最近国会で外国人永住者に対する国政への参政権を全面的に否定した。

 確かに永住者に対し参政権を与えるという事は米国でもしていない、永住者は永住権を与えられてから10年後以降に市民権を得て帰化 してから参政権を与えられる事になる。プロセスがはっきりしている。日本の場合は永住権うんぬんと言っても今回の事は在日朝鮮人達に対してなのだが、しかしどういう状況であれ日本では、経済移民はダメ! あれもダメ! これもダメ! みんなダメである。

 そういうことを結果自分達の首を締めるということが理解できないのだろうか? 9割以上の国会議員が世襲か田園地帯の豪農民家出身でコスモポリタン議員は、ほとんどいない状況では無理というものだが...

 彼等は日本の将来がどうなろうとどうでもよく、市民の機嫌を取る為に構造改革とか、大型プロジェクト中止とか言っているだけだ。 恐らくここ数年が、様々な意味で日本の転機の一つになると思われる。小泉政権、ワールドカップなどが日本に様々な影響を与えるだろう。 2002年以降日本がもぬけの殻にならぬように他の先進国を手本にする為、明治政府の時の様に多数の視察団を長期に渡って派遣することが大切だろう。派遣するといっても年寄りではなく若い世代を送り込む事が大事です。

 そうすれば5〜10年後には、確実に効果が出てくるはず。

おわり

 

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