Rep Journal JAN 2001 #001

Issued Jan, 2001

ようやく21世紀がやってきた。思っていたよりすぐ来たような気がする。そういえば一年前に、つくば万博をやっていた時、21世紀 タイムカプセルなんてやつをやっていた。あの頃21世紀はものすごく遠いところにあった様な気がしたが、それだけ年とった証拠なのかな !

 ともかく今回は21世紀にふさわしい内容にするつもりだった.....というのもパリではアイフルタワー・ トリコロールカラー照明に照らされ21世紀を祝うという。NYCのTimes Squareでは恒例のカウントダウン、と言う事でNYCに行ってそのカウントダウンに合流。街をあげてのどんちゃん騒ぎに参加するつもりだった.....ところが何と、航空券がべらぼうに高いのだ。

 

LA-NYまで$750以上する。これは同時期のLAX-TYO、 LAX-SELそしてLAX-BKKのそれを遥かに凌ぐもものだ。 多分、東京から直接NYまで航空券を買ったほうが安いくらいだ。普段、大陸横断は$350〜$400位なのだから、いかに高いか解る。これは、航空燃料高騰を受けてのものだというが、西海岸~東海岸路線はどれもドル箱路線ナノデ、それにつけこんでいるというのが一つもう一つは、大手航空会社(大手といっても全部大手なのだが)が、規模が大きくなりすぎた為、黒字路線で赤字路線分をある程度ペイしようとしているようだ。これも自由化が拡大しすぎて価格コントロールが出来なくなった、と言う事なのか? というよりも自由化の弊害?

 もう一つカリフォルニアで生活に影響を与えている自由化がおきている。それは電力自由化だ。そのおかげで深刻な電力不足になっている。変な話だが、普通自由化になれば競争原理で安くなるはずだが、逆にこの自由化の為、南カリフォルニア一帯に電力消費制限まで出ている。なんでも自由化により、電力会社が供給している価格の倍以上の価格で発電会社から供給してもらっているという、つまり電力会社は各家庭に供給すればするほど赤字になる。テレビのCMでは、電力会社の社長が・ 連邦政府の介入がなければ、長時間の停電もしくは、価格の急上昇は避けられないどうにかしてくれと、うったえている。

 そもそも電力自由化というのはどういうことかといえば、 1)各家庭は、電力会社を自由にえらべる。(日本では各家庭が、自由に国際電話会社をえらべる、と考えると解りやすい) 2)発電、送電、そして供給の分離化。などだが、景気拡大で電力需要の増えた南カリフォルニアに対する発電能力は充分でなかった事、分社化されたそれぞれの会社が利益を追求した上、電力購入をオークション化した為価格の急上昇に至ったわけだ。 

しかし、あと半世紀もすると、各家庭での原子力発電や大気圏外発電による家庭への送電が可能になるという。その頃また、あのつくば 万博の話をもちだすのか.....

 という訳で、21世紀第一回目のジャーナルは、近未来における電力 !!  さすが21世紀らしいトピック? この自由化の話で電力について興味を持ったのでいろいろとリサーチしてみた。得意の公文書図書館、スミソニアン、MITなど、いろいろあたってみたがリサーチしているうちに特に興味が沸いたのは 1)大気圏外発電 2)超低消費電力化 3)超重力発電

 これら夢物語のようなプロジェクトは、各大学や政府援助による特別リサーチプロジェクトチームによって進められている。

 日本でも大気圏外発電の研究は進められているが、欧米諸国とりわけ米国には相当の遅れをとっている。しかし遅れをとっている中でも唯一日本が優れているのは送電システムだ。電力は無線によって送電、再び我々の使える電力に変換するのだが、今の技術では交換率が非常に悪い。やはりキーとなるのは、いかに無駄なく送電するかだ、自動車のように力にならず殆どが熱で逃げてしまうと言えば解りやすいだろう。ちなみに自動車などの内熱機関では、その熱・エネルギー交換率はせいぜい10%〜20%位、つまり2Lクラスの自動車で100%の交換率が出来るとリッター当り300Km以上の燃費が確保されると言う。比較的エネルギー・熱交換率のいい原子力発電でも、交換率は40%〜50%位だ。つまりよくよく考えてみれば、この100%のエネルギー交換が人類最大の目標のような気がする。コンピューターも使っていれば熱くなるし、電灯をつければ熱で熱くなる、人も怒れば体温が上昇するそれらの熱を100%エネルギーに変換できれば..... 人間は頭脳を使って物事を考えるがやはり熱エネルギー・熱源が必要だ。我々は頭脳を働かせる為に糖分という熱源をエネルギーに変えている。だからもし、何らかの技術で脳が熱を出さないようにする事ができれば、脳はそれほどの糖分を必要としない事になる。多少、頭ももう少し小さくなるのでは.....

 というわけで米国では、超低消費電力というものを必死で研究している。つまり熱・エネルギー交換率が非常に優れている日用品を次世代の一般家庭に広げようというものだ。日本では・#12452;ンバーターエアコン・#12394;どという低電力消費型エアコンがでているが、これよりずーと低電力のものと考えると解りやすい。例えばコンピューターのCPUは、処理能力を高めれば高めるほど消費電力が必要になり、その為廃熱もたくさん出る。もしこれらが熱を出さなければ.....消費するところがないので乾電池一つで、一ヶ月以上使えるものが出来るという。 

このように一般家庭での超低消費型電力化が進めば、今のカリフォルニアの問題どころか、地球上から温暖化などの環境問題は 全て消え去ってしまうだろう。

またこれらのすべての問題がクリアーになった頃は、ブラックホールなどの超重力を使った発電も可能になるという。

 人類の尺度からすると、ブラックホールなどの超重力はエネルギー源として無尽蔵なので、これを利用しようということだ。そもそもその頃はこれくらいの発電施設が無いと全宇宙中に生存するであろう人類にはたりないかもしれないが.....

このように壮大な話をしていると、もしかすると22世紀はすぐそこまで来ているかもしれない !!

二十世紀最後の夕日

おわり

 

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