Rep. Journal, Aug 2007

Issued  Aug 2007

最近ではインチキ中国製品による被害が世界中で爆発的に増えている。被害は製造時における手抜きから、商品の不具合、経済的損失から健康被害にまで及び、もう”まあ中国製品だから”と言っていられる状況では完全に無くなった。 アメリカのテレヴィでも連日どこかしらのチャンネルで中国製品による被害を説明している。日本においては、アメリカ以上に連日連夜、中国製品の危険性について報道がなされ、アメリカ人以上に中国製品に対する嫌悪感が広がっている。

どうしてもまあそこまで、インチキ中国製品が横行しているのだろうか?

考えてみれば、自分が子供の頃、中国製品と言えば、夏場に売られている爆竹や扇子などの民芸製品、カンフーシューズなど、あまり一般消費に結びつくような製品は見受けられなかった。それらの製品は、中国からの直輸入品で、実際に何か線香のようなエキゾチックな香りすらした。その頃は、中国製と言えば逆に珍しがられたものだ。多くの日本人は中国製品に対し嫌悪感は持っていなかっただろう。しかしそれから30年近くが経ち、中国の経済状況・国際的地位は 大きく変わり、それと反比例するが如くに中国製品に対する信頼は無くなった。中国 ・中国製といえばインチキと言うことである。

また多くのアメリカ人(アメリカ生まれの40−50年代生まれ)にしてみれば、今は高品質な日本製も、彼らが子供の頃はインチキ・ジャンクメードインジャパンだったが20−30年もすれば、アメリカ製品を凌ぐ高品位な製品になった。 はたして今ジャンクのメードインチャイナは20−30年もすれば日本製品のように高品位になるのだろうか?

しかしそのジャンク・メードインジャパン製品も、例えば自動車で言えば、オーヴァーヒート気味だったり、パワーが足りなかったり、電化製品で言えば、部品が欠落したり程度のジャンク度合いで、まさか自分の子供のおもちゃだったり、ペットの餌に重金属が混ぜられていて死に至る、と言うことは起きていなかった。仮に製品がジャンクであっても、過去の日本製と現在の中国製の安全における程度は まったく比較にならない。

一部のメディアでは数日前に起きた、ミネアポリスでの橋崩落事件とフィッシャー製おもちゃリコール問題(エルモなどのおもちゃに多量の鉛が含有)を絡め、橋の橋脚に使われていた鉄鋼が中国製で、品質 ・設計通りの鉄鋼ではなかった、などというデマまで出始めている。しかし現実にアメリカだけでなく日本においても、インチキ中国製の被害は相当で、デマが報じられるほどまで、製品だけでなく中国という国そのもの信頼が失墜しているのだ。

現在アメリカではおおよそ40%の製品(製品から原材料に至るまで)が中国から輸入されている。40%となると、それこそ、工業製品のねじ1本から、個人消費向けの歯磨き粉、ペットの餌、アメリカの社会資本の基礎となる鉄鋼までと、相当広範囲である。そしてアメリカ人の食の小麦粉から米、スパイス、シーフード、加工食品とこれまた相当広範囲である。しかし少なくとも最近の報道を見る限り、これらほとんど全ての中国製品はいわゆるインチキである。

日本においては、中国製の半加工・加工食品に対するインチキ・汚染が深刻である。最近ではうなぎの蒲焼や魚介製品・野菜などに深刻な汚染が広がっている。その点、食糧の自給が難しい日本では、食料の多くを中国に依存しておりアメリカ以上に深刻な状況だ。

アメリカでは、多くの中国製品がインチキであることがペットフードにメラミンが添加され、多くのペットが死亡したことから明らかになった。その後の歯磨き粉など、続々インチキ中国製品が市場にあることが明らかになって きている。

ペットフードにメラミンが添加されていた件では、未だに死亡数や関連の死亡事故など判っていない事が多く、ペットを抱える多くの家庭では、ペットフードを家庭で作って 対応したり、地元産のオーガニックペットフードに変えている。。6月には中国製タイヤに欠陥が見つかり、45万本ほどのタイヤが回収されたし、また同月には、おもちゃのトーマスザタンクエンジンから多量の鉛が含有していることが見つか った。先日フィッシャー製の人気おもちゃエルモを含む120万個のおもちゃに多量の鉛が含有していることが判り、フィッシャー社は回収を急いでいるのはアメリカにいる人なら誰もが知っているだろう。

ではなぜ最近になって急激にインチキ中国製品が増えたのだろうか?

中国人のビジネスなどの商習慣を守らないなどと言う話は今にはじまった事ではないが、最近特に広範囲にわたって、中国人の悪態・モラルの無さが様々なメディアを通じ報道されるようになった。これは北京オリンピックを来年に控え、何かと中国を訪れる人やビジネスなどで中国人と折衝をする人が多くなったからだろう。それは世界貿易量における中国製の製品が急激に増えていることと比例する。 元々は民間の会社がほとんど存在していなかった中国も、1国2制度的な矛盾する国家へ変貌。国際的地位の確保は経済力が何しろ必要とばかりに、他国の国民や自国の国民がどうなろうとも、経済力を蓄えることが国際競争力を高め、しいては中国のステータスを満たすという安易で幼稚な発想 が広範囲に横行。そこへ、先進国企業の更なる安価な労働力と利益の確保と言う、グローバライゼーションが見事にマッチした結果である。責任は中国サイドと先進国企業サイド両方にあるは間違いないだろう。

ところで我々の生活において、一番避けるべき中国製品とは何だろうか?

おもちゃは家族全員が使うわけでもないし、そもそも持っていない家庭もある。ペットフードも同じだ。 これらは、選択の範囲が比較的広く、オーガニックに切り替えれることによって対応できる。工業製品は、日常どこかで接してはいるが、仮に鉄骨の強度が80%程度しかなくとも、今すぐ建物が崩壊するとは ない。まあ危ないのは事実だが...

答えは予想通り、食品である。 人間にとって3食を2食に出来ても、1食をゼロにすることは出来ない。必ず何かを食べなければ生きていけない人間とって、食品の安全確保が一番重要である。

まず食品の中でも、中国産・製とりわけ食物連鎖が関連しているものと加工食料を買うこと・食べることは極力避けるべき だろう。

日本の具体的数値はわからないが、アメリカのシーフード関連の80%は中国から輸入されている。カナダ辺りから輸入されていると思ったが意外である。アメリカ最大の輸入国である。生の魚介類をはじめ、加工製品に至るまで多種多様である。そして加工食品だが、これは例えば、加工された小麦のビスケットやシリアルなどだ。そして、最後に中国製のフルーツジュースである。最近では中国で加工されたアップルジュースも多い ということなので注意が必要だ。アメリカにおいては、シーフードが食の文化ではないので、比較的に意図的にこれらを避けることによって、インチキ中国製品を避けることは可能だ。しかし問題は日本である。日本においては、シーフードが食文化なので、避けることは非常に難しい。そして食糧 自体の自給が極めて低いので、食事においてインチキ中国製品を避けることが難しい。インチキが魚に無くても野菜にあるからだ。またたださえ見分けるのが難しいのに、販売業者が国産・日本製と偽るインチキ業者がこれまた多く、事実上避けるのは不可能に近い。

しかしこのような問題は、アメリカ・日本だけではなく、東南アジア・ヨーロッパ・アフリカなどと、ほとんど世界中で問題視されている。それこそ、毎日世界中のどこかで必ず中国産が問題 視されている状況である。各国政府は中国政府に改善を要求しているが、改善している傾向は全く見られず、むしろ年々悪化している。来年北京でサマーオリンピックが開催されるが、各国はボイコットを覚悟しつつ対応しなければ、目に見える改善は期待できないだろう。人間の体がこれら汚染された製品を受け入れられるように改善されない限り、もしくは中国産を一切禁輸しない限り、今後更に大きな問題になり、あと10年も経てば次世代にまで及ぶ染色体異常発生と言うことになりかねない。 鳥インフルエンザやインフルエンザなど病原体がいつも発生する中国。衛生概念が無くモラルも理念もない中国。人類にとって中国の存在・拡大は全く困ったものである。

これからも様々な分野でインチキが見つかるであろう中国製。消費者が利口になり、意図的に中国製を避けるしか方法がないのが非常に残念だ。

おわり

 

追記

アメリカにおいては残念ながら深刻度合いが非常に大きいのに、日本ほどメディアで中国製の危なさが報道されていない。確かにテレヴィニュースや新聞では、"汚染・インチキ”食品・製品を扱うニュースは確かに多くなったのは事実だ。しかしこれらのメディアでは"汚染=中国”に まだ至っていない。メディアでは中国が元凶の可能性とほのめかしているところがほとんどである。これは先日の下院慰安婦決議と同様で、在米中国市民団体や中国政府のロビー活動、中国政府の息の掛かった政治家のお陰で、中国が元凶と言い切れない状況になっている からである。実は構造上、これらインチキ製品と慰安婦決議の構造は全く同じなのだ。戦争で人の命と引き換えに金儲けを行なう者と莫大な利益の為に汚染・インチキ製品を輸出・販売を行う者は扱う物が変わっただけ で全く同じである。そしてこれらの行動に、不可解にも多くのアメリカの政治家が絡んでいるのも事実である。

 

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