Rep. Journal, Apr 2004

Issued Mar 04

 

アメリカ人は食べすぎで死ぬ!

FDA-Food and Drug AdministrationとCDCのショッキングなリサーチの結果が発表された。それはタイトルにあるように、アメリカ人は、食べすぎで死ぬ、というものだ。たいていの日本人なら想像はできる 。アメリカ人は朝から夜までのジャンクフード食生活で健康が著しく害されてるというものだ。今までは、タバコの喫煙というものが、健康を害することの一番だったが、数年後には肥満が一番になりそうである。現実タバコの喫煙がアメリカ人の死亡原因の一番であったが、ここ数年 、肥満とタバコの喫煙による死亡原因がタイになりつつところだ。たしかにここ数年都市部においても、きれいなあごライン、すっきりした腹はあまり見れなくなり、二段バラ、二重あごの勢力が強くなった感がある。

CDCによると2000年は1990年に比べ33%アップの400,000人が肥満が原因で死亡しているという。タバコが原因での死亡が9%アップに比べると4倍近く肥満原因の死亡が伸びていることになる。肥満はタバコと同じように成人の3大疾病と呼ばれる、がん、心臓病、脳梗塞の大きな原因にもなっている。2020年までには50−69歳の肥満は50%にもなると付け加えている。

もっと深刻なのが子供のうちから肥満がアメリカには多いということだ。なにせ900万以上アメリカの子供たちが深刻な肥満状態にあるという。深刻というのは、トイレに行って自分で拭けない、靴の紐が結べない、などさまざま目安があるが子供が自分で拭けないとは、もうどうしようもない。

基本的に肥満の子の親もコッマテしまうぐらいの肥満だ。一概に食生活だけのせいにはできない。アメリカではやせようと思えば、誰にでもやせられる環境はあるし、逆に太ろうと思えばこれまた、簡単に太ることが出来る。いろいろ言い訳を公共交通システムが無いとか車社会で歩くことが出来ないとか、転嫁することは出来るが、基本は自分自身の意思の持ちようである。今Mediaではこの肥満現象を、ファーストフードのせいにしようとしている。簡単だからだ。ほとんどのファーストフードショップでは、日本で考えればバケツサイズのスーパーサイズドリンクや、ハンバーグを3重にしたもの、チーズをたっぷりのせたハンバーガーなどさまざまあるが、これ自体ショップが顧客にオーダーするように強要したわけではない。顧客が自らが選んだのだ。ストアーはいかにお客さんが喜ぶ商品を作ることを、常に考えている。肥満になった理由を、ファーストフード店がおいしそうなハンバーガーを販売したのが悪いという構造だ。このような解釈をする人間に、意思などというものは存在しない。コーヒーをこぼしてやけどをすれば、熱いコーヒをだすからだ、という論理と一緒だ。

注意しなければならないのが、この手の非難の影には、ファーストフードチェーンの、ある意味恐喝をたくらんでいる連中が沢山いるということだ。つまり、ビジネスになっているということ。これらファーストフードチェーンは国際企業である。アメリカのひとつの州で肥満はファーストフードが原因であるという判例を創ってしまえば、あとはアメリカの州を横断縦断裁判ツアーにしてしまえばいいのだ。ストーリをでっち上げて裁判を起こす、判例は既に出ているので勝利確実だ。

CDCやFDAが単に健康に対し喚起する意味合いで出したリサーチ結果が、企業恐喝に使われるのは時間の問題だ... すでに年内までに13000以上のマクドナルドの店舗でスーパーサイズドリンクを止めるのが決まったそうだ。上院では、いかにこれらのファーストフードカンパニーを訴訟から守る方法も検討しているという。アメリカでは国がバックアップしたスリム化キャンペーンが当分続きそうな気配だ。

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