Rep Journal, August 2003

Issued,  July 2003

対イラク戦争にSARSと世界中を巻き込んだ出来事の後にとうとうもっとも現実的な問題にアメリカは直面しようとしている。それは、日本でも直面しているデフレーションで、それにともなった様々な問題だ。Unemployment Rate / Jobless rateは、10年来最悪の6.4%を記録。公定歩合も最悪状態になっている。Unemployment Rateが6.4%になった事で、今までにない光景があっちこっちのJob Searchセンターで見られるようになった。それは45歳以下で仕事を探している人は平均15週間以下で仕事を見つけられている。しかし45歳以上では22週間以上が平均で、しかもその内訳は高学歴や経験が高い人に限られている事だ。全米では今、景気の悪化に伴ったAge Discriminationが社会問題になりつつある。

45歳といえば働き盛りだ、その彼らがそもそも日本で言うハローワークで仕事を探すこと事態が社会問題だが、彼らは扶養家族を抱えながら住宅のローンを支払っている、その彼らには失業保険が支払われているがこれが社会に大変な負担になっている。彼らがハローワークでなかなか仕事が見つけられない幾つかのクライテリアがある。それは1.人件費 2.学歴 3.スキル 4.ハイテクスキルで、受け入れ側の企業から見ればこれらはできて当然あって当然で、ほとんどの人は1ないし4の項目で採用不可能となっている。今全米の多くの企業では、若く、優秀な人材を世界中で探しており、人件費という面でほとんどの世界企業が旧共産諸国から若いく優秀な人材を受け入れている。彼らは北米の10分の1以下で同等若しくは優秀な人材を活用できるのだ。大企業は今45歳以上という理由だけで採用を踏みとどまっている企業も少なくない。Mediaでは 中高齢者の社会負担、様々な中高齢者の社会での悪影響を流し始めている。テレビでは、高齢者が道端でストリートマーケットにアクセルとブレーキを間違えて突っ込んで10人近くを殺害してしまった事件を社会での一つの負の影響としている。 これは本来景気後退と、中高齢者の社会のなかでの雇用とは一切関係ないのだが、予想よりも長く深い景気後退に社会がイラついてすべてをごっちゃにしているのである。

カリフォルニア・サンタモニカで道端のストリートマーケットにアクセルとブレーキを間違えて10数人を轢いてしまった高齢者。Mediaでは高齢者の自動車運転と社会での負担を混ぜて流していた。轢かれた人たちには多数の子供たちが含まれていたことが余計にMediaでの高齢者の社会での負担を助長していた。

先進国での景気後退は、人件費・経費がべらぼうに高い日本から始まり、高い順に進んでいる。アメリカで今進んでいる景気後退は単に日本のように人件費が高いとか経費がどうだということではなく、それこそマクロ的に見れば当たり前なのだ。それは旧共産諸国の崩壊によって安く・優秀な人材が西側諸国に流れてきたためで、90年代は浸透してきて、21世紀になって先進国すべてに浸透した。結果ほとんどの先進国における製造業は旧共産諸国に進出、安い人件費を活用している。国内では十分な市場がない場合空洞化し、一番悪影響がでやすい中高齢者に影響がでている。 若い世代は社会や国をだめにしたのは中高齢者だと中高齢者を差別する構図ができつつある。今日本で起こっている様々な問題は世界中の先進国とりわけアメリカで起こりつつあるのだ。

アメリカでは対イラク戦争でこれらの問題が表てざたになってはいなかったが、Job Cutは確実に増えてきたし公定歩合も再びカットとなった、そのうち日本のように0%に成る可能性は大で、資金が欧州に逃げている。アメリカは再び戦争をイランや北朝鮮に仕掛けることによってこれらの問題を先延ばし又は見えなくしようとしているが、いつまでもつずくわけではない。欧州に逃げた資金もいずれは旧共産 諸国に移ってゆくはずだ。

日本やアメリカで起こっている中高齢者に対する年齢差別は根本として旧共産諸国の崩壊にともなって流入してきた質の高い人材によるもので、先進国には基本的にこれらに対する国民の雇用を守るすべはない。金は常に高いところから低いところに流れるのだ。欧州のように通貨統合や国境撤廃によって市場規模を拡大する事ぐらいが唯一日本やアメリカに残された道かもしれない。

おわり

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