Rep Journal, April 2003

Issued,  April 2003

(終戦直前号?)

対イラク戦は紆余曲折があったにもかかわらず、終盤でしかも山場を迎えている。ある軍事アナリストによると、サダム国際空港を押さえてからが本格的な戦闘になるとしているし、またある軍事アナリストによれば、ここから共和国軍はなだれ的に崩壊してくるとも予想している。 結局のところ誰もはっきりした予想は出来ないでいる。本当のことを知っているのは、米政府と軍上層部の一部だけだろう。イラクにしても水面下で様々な動きがあるに違いない。

当のサダム・フセインも開戦直後から実は最初の一撃で死亡したとの説も出てきたが、やっぱり生きているようだ。

開戦をさせまいと動いていたロシア・フランス・ドイツ連合は、戦争にはあまり触れなくなった、そのかわり戦後処理の利権をめぐってフランス・ドイツは、アメリカに擦り寄ってきている。こんな状況を見ていると、正義のフランス・ドイツではなく、やっぱり単なるイラクを廻る利権で反対していたんどと、はっきりした。またロシアは対テロ対策で、アメリカよりの政策・協力をしていたが、最近ロシアがイラクに対GPS関連パーツを大量に売却、それによってイラクではトマホークなどのGPSを使った巡航ミサイル及び誘導爆弾の精度が大幅に下がった。それによって、一般市民にも多数被害がでた、これをイラクは一般市民を巻き添えにしているとアメリカ・イギリスの姿勢を強く非難している。そのことによって、アメリカとロシアの間に大きな亀裂が発生。チェチェンをめぐってまた何かあるかもしれない。

米英連合軍は、ほとんどバグダッドを包囲、軍上層部では幾つかのシナリオがあるようで、1つが、完全徹底的に共和国軍を破壊する。2がバグダッドを包囲して、兵糧攻めにする。3がバグダッドを包囲したまま、暫定政権を立て、サダム・フセインを反乱軍として国際協調の下、NATOなどの介入の元処理する、などまだ幾つかのシナリオが存在するらしい。

イラク軍はまさに旧日本軍の大本営のようで、まったくの嘘ばかりを報道している。米英軍はバグダッドまでの道のりで様々な障害にあっている。民間人に化けたゲリラ兵、一般人が爆弾を抱え軍列に突っ込む自殺攻撃など、予想されたていたとはいえ、一方で米世論ではイラク戦がベトナム化するのを恐れている。

一方で恐れられていた環境に対する攻撃はまだ大規模な形では行なわれてはいない、予想では、ダムを破壊したり、製油所のオイルを流す、水源地の水に細菌を入れるなどは米英軍の足かせをつけるような行為は行なわれると思われていた。ただまだ戦争は終了したわけではないので予断は許さない。

一方日本の動きは依然として不透明だ。一応憲法の制限でイージス艦は戦闘地域に派遣が出来ないが、掃海艇はペルシャ湾に現行法でも派遣できるはず。工兵部隊をイラクに派遣して米英軍がすでに制圧している地域で米英軍を援護する目的で様々な援護ができるはずだが... またPKO活動を前提とした国会での話し合いはまだなされていないし、恐らく事が完全に平和になってから論議が始まるのだろう。対イラク戦争の是非をめぐっても日本のテレビでは少なくとも2−3ヶ月遅れていたような気がする。ほとんどの討論番組では、ほとんど開戦が避けられない状況になって初めて日米同盟だの、利権だ、なんだのとやっている。欧米のテレビでイラクの事を論議していた時日本ではくだらないテレビ番組にうつつを抜かしていたのだ。その討論でさえ、なにも犠牲にしていない論議のうえでの論議なので、説得力というか、やはり他人事になっている。そんなことだから、”その場の雰囲気”なんて言動が出てくる。

 

欧米が本気になって外交活動をしていた頃、日本は何をやっていたのだろう。外相が電話で”必死に説得工作” しかし外相からは必死さがまったく感じられなかったし、首相にしてもちぐはぐとした発言が目立って、日本の採るべき道をはっきりさせられないまま、戦争に加担している。加担といっても、ヨルダンや近隣諸国にまた金をやっただけ。こんなことをやっていて、本当に日本有事の際は大丈夫なのだろうか、話を北朝鮮に向ければもっと馬鹿らしくて論議する気にもならない。

韓国は派兵については国論が2つに割れるぐらいの論議の末、工兵部隊を派兵する事に決まった。”国論が2つに割れるぐらい"!日本がここまで論議した事があったろうか?せいぜい住専、カンボジアPKO,湾岸戦争関連法案ぐらいだったような気がする。北朝鮮問題では国論が割れるぐらいの論議になっているだろうか?テレビの報道が先行して、国会ではくだらないテクニカルな話ばっかりだ。一発ノドンを日本に撃ち込まれて、災害出動?どーなってるの日本は?

アメリカでも反戦運動は行なわれている。それは実際に近所のにーちゃん、ねーちゃんが戦場に行くからだ。そのうちの何人もが戦場で命を落として帰ってくる。国策がどうであろうか彼らは彼らで命を張っているのだ。だから反戦活動もそれなりの説得力を持ってはいる。しかし日本はどうだろう。国内でぬくぬくとしながらの反戦活動なってまったく説得力がない上、対イラク戦の反戦活動をするならよっぽど近所の悪態北朝鮮反対!とでも叫んでいた方がよっぽど国策・世論にそぐうってなもんだ。結局彼らには”声を張り上げられるイベントが必要なだけだ”

イラク戦争がテレビの報道の多い度合が1番なら、SARSは2番だ。今週になってニュースのトップで紹介される事もあった。実際に話は非常に深刻。SARSは直接経済活動に結びついているし、イラク戦争は10,000キロ以上はなれた世界での話しなので、どんな強力な爆弾が落とされようが臨場感があまりない。アメリカはあまりにも国土が広くいろんな人種の人がいるので、それもある意味臨場感をなくしている原因なのかもしれない。ところがこのSARSは東洋人であれば話は深刻で、大都市になれば多くのアジア人が住んでいるので非常に深刻だ。とくにカリフォルニアでは州全体の経済でのアジアに対する依存度が非常に高く、とくにLAでは、北米で1番アジア人が到着する国際空港があるだけに深刻。

話を輪をかけて深刻にしているのが、抗生薬が効かない上、エアーボーンということで、いったん流行りだすとコントロールが利かなくなる。もうそうなっているのかもしれない。CDCによれば、コロナ菌によるものらしいという事が解かっているだけでほとんど解かっていないに等しい。また一部では麻疹系のものでもあるらし、という医師もいる。 ほとんどの企業ではアジアに行く出張を延期しているし、政府も渡航延期・自粛勧告を出している。LAの空港ではアジアからの入国がより厳しく、かぜをひいていようものなら、すぐに隔離されてしまう。現に成田発のAAで、数人が不調を訴えたため、飛行機全体が隔離されてしまった。

戦争・テロそれにSARSによって、飛行機会社はガタガタだ。USエアーは倒産してしまったし、AAも時間の問題。このSARSが短期に解決しなければ、中期的に全世界規模での経済活動に相当の影響が出る可能性がある。

SARSについてはまた詳細がわかり次第、ジャーナルに出します。

おわり

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