K-19 The Widowmaker

初めての今回は、K-19 The Widowmaker

ストーりーは冷戦の真っ只中、ソ連の原子力潜水艦が大西洋上で故障する。臨界核爆発までに秒読みになった時、それまで幾度なる訓練演習に不満を募らせていた乗組員は、艦内で前艦長の復権を狙って暴動を起こそうとするが、前艦長がこれを阻止。 しかし核臨界はもう目前で、艦長は付近でソ連原潜を監視するNATO軍に救助を求めるが、ソ連北海艦隊司令部はこれを敵前逃亡及び反乱としてしまう。事故は付近潜航中の別のソ連原潜によって基地まで曳航されて事なき事となる。 ちなみにWidowmakerとは、この潜水艦に関わる人は、製造の段階から不慮の事故に遭う人が多く、進水式でもシャンペンが割れなかったなど、不運が度重もなったことから付いた。最初から不運な潜水艦なのだ。

このストーリは冷戦後ソ連の崩壊によって公にされたソ連軍資料を基にしたもの。トムクランシーもののようだが、こちらは実話。たしか60年代の後半か70年代に原潜のハッチをあけて、艦内の煙を出している写真を見たことがあるが、これがそれだったのだろう。当時は艦内で火災が発生、それで煙を出しているといわれていたが、実はここまで深刻だったとは。 写真や映像を見たことがある人なら覚えている人もいるだろう。 これからも恐らく、ソ連物が多数出てくるに違いない。 

ストーリも事実なだけ説得力もあったし、ハリソンフォードとリアムニーソンのコンビもけっこうよかった。 でもちょっと不思議に思ったのが、映画の最後の方で、観ているアメリカ人たちが涙を流していた事だ、ストーリはどこの国でもヒーローがいるっていうところでは涙を誘うのだが、冷戦時、つい10年前まであれだけ完全敵視していたなのに。 アメリカ人も物事を忘れるのが結構早い?

K-19 The Widowmaker の評価は5段階で4

早速感想を送ってくれたイリノイの金沢さん、まったくそう思いますね。結構Rep.Journalを読んでくれている人は海外在住の人が多いです。この前もフランス在住の人からメールもらいました。ところで映画の最後の涙は単純によかったけど、ここ南カリフォルニアでは、もしかして観客は全員スラブ系だったのか?、というぐらい涙、涙でした。でもこの映画の評価は、全米でも地域によって異なると思います。たとえば東欧の移民の多い地域だと、むしろ対ソ、イメージはよくないですから。たぶんこのへんの人は単純にスネテないのでしょう。それとSignsを観て改めて思ったのは、アメリカ人は最近現実逃避をしているような気がします。対イラク戦も始まりそうだし、株価はよくないし。でもイベントの多いアメリカは映画ネタはつきませんネ。