2006 Orange County Auto show

今年からはいつも開催されている”カリフォルニアインターナショナルオートショー”からオレンジカウンティーオートショーへ名前が様変わりをした。内容や主催者はいつもと何ら変わらないが、恐らく”カリフォルニア”という言葉を使うのに、あちらこちらから苦情があったのであろう。

ところで 2006年の後半はガソリン価格がようやく下落を始め、ここカリフォルニアでは平均ガロン当たり$2.60前後となっている。当然一時期の$3.60−70という価格からは大幅に下落したものの、自動車メーカーにとっては、今後何時にガソリン価格が大幅に上昇しかねない状況を考えると、早急にハイブリッド、エタノール、燃費向上新技術の投入が当面の大きな目標であろう。

今回のショーでは恐らくそういう意味もあってか、車両世代交代の真っ只中のような感じがした。既に10月で、2007年モデルも公表されて良かったものの、ほとんどが現行モデルであった。

今回のダイジェスト版での紹介で扱っていないメーカーは特に目新しいモデル・話題がないので扱わないことにしました。

写真の量が多いので、途中でイメージのところにXが出たら、もう一度リロードすればイメージはちゃんと出ます。

  

ダッジは今年にキャリバーという新モデルを発表した。公道ではまだ新しいモデルなのであまり見かけないが、デーラーには沢山車両が置いてある。使い勝手がよさそうな 1.8Lモデルだ。 車台は新開発のもので、もしかすると次期PTは共通の車台を使う可能性も。

  

チャレンジャーコンセプトモデル 。最近メーカではコンセプト車両の開発を減らした。以前では各メーカーごとに見られたが、現実感がないことから減ったようだ。まあ当たり前と言えばそうだが、ようはメーカーに非現実な物に多額の開発費を割く余裕がなくなったということだ。

 

 

  

日本でもデーラー販売が予定されているチャージャー。そしてDCの新型SUV/アスペン  このアスペンは高速走行時は4気筒でも走れるすぐれもの。それでも燃費は悪そうです。

DCのなかではPTが一番息が長く人気がある。便利な大きさに、そこそこの燃費、そしてデザインが人気の秘密だろうか。 今年辺りが現行最終モデルとなる可能性が高い。次期PTはどのようなデザインになるのだろうか?

DCでは今年の残りは在庫・生産調整を行なうので、ショースペースもがらがらである。早く古い現行モデルを売り、新しいモデルに移行しなければ、利益が確保できないのであろう。...でもこりゃないでしょう。

  

  

Jeepは新型のチェロキーSRTモデルを追加。デュアルマフラーのスポーティーな仕上げになっている。非常に格好がいい。

DCでは人員を大幅にカット、新しい車両の案内はタッチスクリーンで確認ください!...もしかすると今後のオートショーではコストカットの為、機械が案内をするかもしれない。 もう綺麗なおねいちゃんにくだらない質問も出来なくなる?

 

 

  

  

マツダは業界いち早く、クロスオーヴァー車両を発表CXは使い勝手のよさそうな車両である。そしてミアタもモデルチェンジしたニューモデルを公開、アメリカでのライトウェイトオープンカーの先駆者である。

  

  

最近ようやく街でも新型マスタングのチューンカーを見られるようになった。サリーンではコンプリートマスタングをフォードデーラーを通して販売。

  

ガソリン高騰を受けて以外に売れ出したのは韓国勢のヒュンダイとキアである。フルパッケージにしても2万ドル前後は非常に手ごろだ。そして小型エンジンを使用の為、燃費も良い。

 

 

  

ヒュンダイではアメリカで生産したモデルは売れ、韓国で生産したモデルは売れなくなってきている。ヒュンダイにとっても、ウォン高から韓国で生産し海上輸送してくるよりも、アメリカの工場で生産した方が品質・デザイン共に良く、利益が高い。

 

 

  

今回のスバルは見るところが全くなかったが、社内ではトヨタの関与により、ラインナップ等大幅な変更があるかもしれないので、ここ数年は目が離せない日本メーカーの一つだ。インディアナにあるスバル工場では、トヨタ・カムリを生産し、スバルにハイブリッド技術を提供することによって今後、フォレスター、トライベッカ、アウトバック、レガシーとスバルのほとんどのモデルにハイブリッドがラインアップされる可能性は高い。

  

  

  

日産ではアメリカ市場に新たに日本名TIIDAをVersaとして投入。ティーダのような豪華感は車内にはない。噂ではマーチを投入するはずだったのがギリギリでティーダに変更されたのだろうか???

 

 

  

  

今回も全く見るところがない三菱。現行ランサー、イクリプス、そしてコンセプトCF。これじゃ、寄ってみようという気にはならない。アメリカでの三菱のシェアーは落ちる一方で、北米から撤退も噂されているぐらいだ。 ただ今回三菱で唯一気になったのがイクリプスに装着されていたホイールだ。なんとケブラーにチタンスポークだ。恐ろしいほど軽いのでは?

  

  

ヴォルクスワーゲンでは新しいGTIを展示。人だかりが出来ていた。最近のテレヴィでのCMもあって、ヴォルクスワーゲンの安全性は更に堅固になってきているようだ。 アメリカでは最も多くテレヴィCMを行なう会社の一つだ。

 

 

  

 

ミニUSAではジョンクーパーワークスを展示。数年に現行のミニよりもまた一回り大きいミニや長いミニが販売される予定がある。

  

  

  

ホンダ・アキュラでは最近発売を開始したクロスオーヴァー車両を積極的に展示。アキュラのRDXそしてホンダのCRVは共に同じ車台を使用。他メーカーもこの手のクロスオーヴァー車両を多く開発した・しているのでこのサイズは競争が非常に激しくなりそうだ。...やはり最終的にはデザイン・燃費・価格で決着がつきそうだ。

 

 

  

トヨタは今回のショーの中で一番お客を集めていたような感じがする。賑わいかた、車などの展示の仕方を見ると一時期GMが調子良かった頃のディスプレー方法に似ているような気がする。GMも調子が良かった頃、なぜか働くピックアプトラックを全面に打ち出したり、自動車部品を多く展示していた。もしかすると、このようにショーの展示・ディスプレーをアドヴァイスする会社があって、トヨタはそこと契約をしたのかもしれない。GMは景気が悪いので契約を破棄したと考えれば納得できる。

  

今回でもトヨタはハイブリッドを全面の一番目立つところにもってきている。カムリ・ハイブリッドの注目が高かった。

 

 

  

  

以外にも人気だったのがシャーシー・車台・荷台のディスプレー。展示ブースには賑わいを強調させるため、ゲームコーナーも開設していた。

 

 

  

最近ではこのFJクルーザーも公道で時より見かけるようになってきた。スタイルはハマーには負けてしまうが、燃費と造りで圧倒。

  

  

  

今回フォードでは見るところはマスタング以外全くなかったといって良いだろう。ディスプレーも売れない古い技術のSUVを正面入り口に持ってくるなど、何を考えているのだろうと思ってしまいそうなやり方だ。唯一見所はシェルビー・マスタング500の展示である。この車両は恐らくLA・南カリフォルニア地域では初めてではなかろうか。非常に目立つ存在だ。こういう車両を本来なら全面に持ってきて、フォードの景気の悪さを見せないようにするのが基本であるはずなのだが...やはり経営者・責任者が悪いと売れる車も売れなくなってしまうのである。仮に日産と提携しても大したメリットは生まないだろう。

 

 

  

一時は倒産まで噂されたGMだが、今回のショーでは、多くの人が気がつかなかったかもしれないが、数年先自動車・石油業界の勢力図を塗り替える可能性を秘めるエタノール車両の展示が多く興味深かった。

 

 

  

アメリカ一般受けするコルヴェット。確かに世代を重ねただけあって、大分洗練されてきました。もうヴァイパーを超えたか?

  

左がGMの力の入れているHHR.しかしあまり売れていないようです。右はバイオエタノール使用可能なSUV達。

  

GMではバイオエタノールを85パーセントまで高めたE85燃料を使用できる車両群を急ピッチで開発中。

 

 

  

GMではE85燃料を使える車両のガソリンキャップを全て黄色で統一するようだ。働く車両にもエタノールを活用。

  

GMCのニューモデルAcadia。 数年先にはやはりエタノールOKに。

  

  

  

  

  

  

  

今回の展示で一番目立っていたのがサターンとポンティアックのスカイ・ソルスティスだ。なんかクラシックでしかもどこか洗練されたオープンカーは絶対の人気を確保しそうだ。数ヶ月前、メーカーの車両実走行テスト車両を高速道路で見かけた、そのとき走っていたのがソルスティスだった。道路上の車は全てソルスティスの周りに集まって注目を集めていた。

...日産がGMとの提携交渉を破棄したというニュースは先日報道された。カーショーを見ながらGMが提携を止める方針を打ち出したのにも納得が出来る。日産には新技術がなく、大量生産によるコストメリットしかない。GMが利益を受けるどころか、日産にしかメリットがない。やはりGMが本当に提携したいのはトヨタであるのは明らかである。トヨタのハイブリッド・生産技術力、デーラー網、そしてGMのE85技術が組み合わさると、これの上を行く車製造会社は現われないであろう。

 

 

  

最近アメリカではあまりドリームカーとかスーパーカーというカテゴリーに存在する車の人気はなくなってきている。それだけ量産車の作りがよくなり、個性的な車が増えてきたからだろう。

  

カーショーの外では電気カーやハイブリッドの試験走行会が開かれていた。ただまだこのように試験走行や、特別枠を作って市民にクリーンカー・エコカーを訴えていると言うことは逆に言えば、まだ普及は一部でしかないということかもしれない。 住宅地を見ても、家崎に止まっている車はピックアップやSUVが非常に多い。

  

  

  

  

カーショー地下では一般ショップによる個性のある車両たちが展示されていた。メーカーが作る車両とは全く異なりマーケティング・車検・安全装備を全く無視したデザインやアイデアは非常に興味深い。

今回地下のフロアーで一番気になったのが、上にあるT3 Motionというセグウェーのような車両だ。電気式でセグウェーより早く走れ、加速が非常に良いという。今では警察や警備会社が工場や施設を見回るのに使っているというが、近い将来LAの街でも見かけるかもしれない。

おわり

 

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